2012年7月28日土曜日

電子書籍購入サイト BOOKWALKERを使用した感想 使用感編

※記事投稿当時の状況をまとめたものです。

メンテナンスは一切入れていませんので、と仕様やアプリの使い勝手など、
現在と異なる場合があります。ご了承ください。


電子書籍購入サイト BOOKWALKERを使用した感想 導入編

電子書籍購入サイト BOOKWALKERを使用した感想 購入編



1ヶ月放置しましたwごめんなさい。
今回は読み物です、駄文の垂れ流しですから、
お付き合いいただける方は是非。



今回は、電子書籍を買って1ヶ月した感想・使用感なんかを語らせていただければと。

いろいろ気づいたことがあるのですが、
今回のテーマは下記三つ


・出版社のせいでラインナップもアプリもバラバラ
・やっぱり値段高いよ
・キャプチャーした画像がきれいじゃない




・出版社のせいでラインナップもアプリもバラバラ


僕がこの1ヶ月で使ったのは、
角川書店ーbookwalker
小学館ーebookJapan

凸版印刷-BookLive

です。

( ^ω^)ん、なんで三つも入れなあかんの?

(´・ω・`)って思うじゃないですか。


各出版社が独自にアプリを出しているせいです。


やはり自分のところで利潤あげたいんでしょうね、横のつながりで共同事業という事例はあまり多くありません。
VHSベーダ戦争、PSセガサターン戦争、HDーDVDBD戦争よろしく、
各社でバラバラにアプリを作り、電子書籍ファイルの仕様もバラバラ。
故に取り扱っている書籍もバラバラです。

ユーザーからすれば、
「1サイトでなんでもそろっていて」「検索がとても早くて」「決済がかんたん」
っていうのが理想(つまりAmazonしかありえない!!)



-書籍の購入

普段みなさんは本を買う際、その本がどこの出版社から出ているか気になりますか?
なりませんよねぇ、ちょっと疑問に思ったらみるくらいで、
「講談社は買わん!」「角川たんペロペロチュッチュ」
みたいな人はそんなにいないはず。


だから欲しい本があったら、まずは

その本がどこの出版社から出ているのか調べる必要があるんです。

こうやって購入に際し1ステップ増えるだけでも結構不便に感じるものです。



-アプリ

各社担いでいる規格がバラバラです。
そのせいかアプリの仕様もまちまち、使い勝手も各社それぞれって感じです。

重さ・軽さ
ebookJapan>==BookLive>bookwallkaer

強制終了頻度
bookwallkaer>BookLive>ebookJapan

機能充実度
ebookJapan>=BookLive>bookwallkaer

GUI(見た目)
bookwallkaer=BookLive>ebookJapan

各ファイルの特徴がどんなものかは省きますが、
やっぱりそれぞれ得意じゃないこと、例えばページめくりとかメモ書きとかふせんはりとか書棚管理とかコピーガード管理とか、できることできないことがそれぞれあると思います。


というわけで、さっさとAmazonでもなんでも一本化してほしいのです。
欲しい本が増えるたびに、アプリが一本ずつ増えるって購入者からしたら不便極まりないです。

※手塚Wi-Fi(tezuka Wifi)
東京国際ブックフェア2012にて試して参りました。
手塚プロダクションが展開する電子書籍媒体です。
HTML5ベースで、仕様端末・アプリを選ばず、すべてブラウザに依存します。
アプリ依存よりはよっぽど自由が高いですね。

担当の方とお話したことのまとめ。
アプリには依存しないので手軽に手塚作品を読むことができる。
2万~3万スポット目指します。
・やはりブラウザごとの検証が大変。
・マンガは画像だけでなく、ムービーにしたものも用意しています。
・検証基準はやはりiPad(初代)で動くかどうかでした。


Wi-Fiを繋ぎ直さないといけないのは少々不便かもしれませんが、
僕としてはアプリを何個も入れるよりはいいかなーなんて。




・やっぱり値段高いよ


うん、やっぱり高い気がする。
安いものあるよーなんつって前回の日記で入ってましたが、
やっぱりそうはいっても何冊も買うとかさんできますね。

書籍に関しては、文庫本・マンガ単行本ですと定価の100~200円程度の値引き。
ダウンロードというと無料のものを多く、少々安価で手に入る物が多いですが、
そんな感覚でぽんぽこ買ってると、決済システムが簡単なこともあり、
あっちゅうまに5000円分買ってたりとか・・・


(゚Д゚)我慢しろし


と思うのですが、実は値段の高さが気になったのはそういう点ではありません。
ここからが僕にとって一番重要な考えどころでした。

あわよくば安い価格で販売されているものがあったとしても、
マンガはリリースタイミングが遅い場合が多く、
電子書籍でリリースされる前に、紙の本を買っちゃいそうになります。
せいぜいその許容範囲程度の値段差なんです。

またこの他の点として、
電子書籍にはキャンペーン・セールが多く展開されています。
「何冊以上買うとウェブマネー1000円キックバックします!」とか、
「この期間だけ1巻2巻を100円にします!」とか。

要するにこれだけ値引きしても、こっちは大したことないよん♪と言っているようにしか見えない。
もちろん赤字覚悟でやっている部分もあるでしょうが。

そういう副次的な事情も考慮すると、
電子書籍の今のおねだんはもうちょっと努力する必要があると思います。




・キャプチャーした画像がきれいじゃない


これは僕が一番がっかりした点でした。

先日喰霊を購入し読んでいましたが、ちょっと太字ゴシック体で書かれているような文字になると、
完全に潰れてい読めませんでした。

また、

-人物の輪郭線がぼやけている。
-枠が全部取り込めていない(とおもわれる、実物を見てはいませんが文字があきらかにはみ出ていました)。
-画素の粗さが目立つ。

などなど、キャプチャーの品質がとてもよくなかったのです。

もちろん、

-スマホでダウンロードする。
-スマホの低スペックCPUで閲覧する。
-PCより低解像度のディスプレイで閲覧する。

などの複数の制約があるので、
あまり重いファイルをキャプチャーできないのは理解できます。

この点に関しては、各社今後とても苦労するのではないでしょうか。

例えばGalaxyNoteiPad3では解像度とスペックに雲泥の差があります。
それをひとつのファイルで賄おうとすると、どちら側への設定へも寄せづらいのではないでしょうか。
銀河帳に合わせるとiPad3では荒いし、iPad3に合わせると銀河帳では重くてファイルが開けない。

デバイスの種類の多さに、メディア側が対応できていないのです。
今後どうやってこれを解決するのか、注視する必要があります。
ちなみに画像を扱う書籍に限る話であって、文字媒体が多めな小説は問題ないでしょう。



とまあたかだか3つに絞ってもこんなに考えるところが多い電子書籍。

前回はちょっと持ち上げすぎたかな?と思って、今回は辛めにレビューしてみました。
かなりの長文でしたが、ここまで読んでいただいた方が、もし、もし、もしいらっしゃいましたら、握手しに会いに行きますw
お疲れ様でした!

2 件のコメント:

  1. 電子書籍についてのレビューありがとうございます。これからデビューしようと思っているところですがとっても参考になりました! なんかまだまだって感じですね~。とりあえずBOOK WALKERいってみます。

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    1. いえいえ、お役に立てたようで光栄です!
      しかし最近思うのは、この辺の変化も激しいなぁということですね。
      この書いた記事も、ところどころ古い箇所があり、結構便利になってきている点も多いです。
      ラインナップのショボさだけは、2012/11/26現在でもどうしてもカバーできていないみたいです。

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