2012年4月22日日曜日

2012/04/22 花咲くいろは~春のぼんぼり祭り@新文芸坐オールナイト


※この記事の無断転載、及び転記を禁止します。
もちろん発言内容自体は僕のものではありませんが、
記事は僕のものですから、こういったことが行われると快くは思いません。

今回は2012/04/22、新文芸坐にて行われた、

花咲くいろは~春のぼんぼり祭り

に行ってまりましたので、そのレポートをお送りします。

このイベントは、雑誌アニメスタイルと池袋にある劇場新文芸坐とのコラボレーション企画で、
制作・製作者たちのトークショーの後、
夜明けまで流せる分のエピソードを、
大スクリーンで拝み倒せるという超お得イベントなのです!




で、これが今回のタイムライン、エピソードリスト、ラインナップ。

1話  「十六歳、春、まだつぼみ」:問答無用の第一話
7話  「喜翆戦線異状なし」:巴さん&サバゲー回
11話   「夜に吼える
12話   「「じゃあな。」
13話   「四十万の女 〜傷心MIX〜」:喜翆荘の雑誌の評価について右往左往したり、こうちゃんにフラれるお話
14話   「これが私の生きる道
15話   「マメ、のち、晴れ」:修学旅行回
18話   「人魚姫と貝殻ブラ」:給料が上がってきもなこちな回
19話   「どろどろオムライス
20話   「愛・香林祭」:学園祭回、オム厨期待
24話   「ラスボスは四十万スイ
25話   「私の好きな喜翆荘
26話   「花咲くいつか」:ラストまでの一連の流れ

ご覧のとおり、
終わりがなんと5時半!!
いくらアニメを徹夜で見たとしても、そんな時間まで起きているのはまれ。
寝ないための装備が重要になります。
僕は仕事の時の神具、
「ドクターペッパー」「ガム」
で切り抜ける!




これがトークステージの壇上。
撮影禁止なのでここまで。








グッズやらサインやら。
グッズは消費税抜きの特別価格。


さて、写真はここまでデス。
だってトークショーとかアニメ視聴がメインですから。
文字読みになるので苦痛を伴います故、
お付き合いいただく方は重々承知を。





22:15
入場開始

しかし入場時の段取りがいまいち良くなく、
先頭のお客さんどうしでいざこざ発生。
ケンカ(・A・)イクナイ!!
ああいう光景はじめてみたわ。



22:30
トークショー開始
※以下の文章は要約してありますので、多少の誤謬等が含まれているかもしれません。
大筋はずれていませんが、詳細な発言意図等には責任を負いかねます。


席順は左より、
1.プロデュース - 永谷敬之
2.ラインプロデューサー - 辻充仁
3.監督 - 安藤真裕
4.アニメスタイル編集長 - 小黒祐一郎



4.見事に男ばっかりですね。
3.だから少しでも女性っぽさを(着ているホビロンTシャツを見ながら




3.サバゲーのお話もありますのでお楽しみを。
1.3.作品を立ち上げる際に、人が死なないお話を作りたかったんです。CANAANでそういうのには疲れました。
1.ちなみにスイが死ななかったのは何か理由は?
3.結末は決めていませんでしたので、もし死ぬという流れになろうとしたら、拒否するつもりだった。




3.文芸座にはよく来ていた、こういった歴史ある映画館で上映できることは、スイもよろこんでいます。(天国からではなく
4.今回の企画は、アニメスタイルとのコラボレーションが始まって以来、支配人が深夜アニメをチェックし始めて、その中から「花咲くいろは」を選んだのです。
1.その件が小黒さんから年明けくらいにお話がありまして。
3.六本木より(以前のイベント開催地)より、お土地柄で言えば文芸座ですよ!
1.そうですねぇ、下の方のお店(「パ」のつくお店)にもお世話になっている。




4.人気アニメになったが、立ち上げ当初の自信は?
3.自信はあったが、不安は背中合わせだった。2クールと長い期間やることと、内容も旅館ものと地味だったこともあり。
1.僕は出来上がったものを見て、想像通りな印象でした。最初TrueTearsみたいに地味とも言われましたが、終始作品軸がぶれませんでした(3話で緒花が縛られていたが)。
3.暗い展開ばっかりの話は好きではないので、ああいうテイストのエピソードを入れることにしています。ただお客さんがどのくらい反応してくれるか不安でした。服の上からだし。美監(東地和生)に相談しました。監督「ウケるかどうか、ある意味賭けになる話になりますが」美監「いいじゃないですか、服の上からとかマニアックだし」。ちなみに画を描いていたのは女性ですが、実際にモデルとして縛られていたのは男でした。
2.P.A.WORKSにある畳の部屋の上でやりました。実は写真も取りました。上げるかどうかは本人と交渉します。




4.作中にお風呂シーンが何度かありました。
3.やっぱり話が地味なので、すこしでも生活感を出したかった。
2.巴さんだけ入浴シーンなかったですけど。
3.巴さんはSP(現在製作中の特別編)でがんばっていれる!!




4.ノベルティやグッズにエロいものが多いが、これは意図通りですか。
3.製作中はその辺に対してピリピリしていました。版権物はチェックしていた。
1.無礼講ということでお話すれば、製作中は監督はすごい怒っていました。18禁かどうかという話しにもなりますし、いかんせん製作者として愛情もあるのでキャラがかわいい。うちの子がこんなことに。。みたいな。今後のプロモーション上でも、その辺は課題になると思う。
3.オンエア後は僕の手から離れて巣立ったものだから、抱きまくらとかいろいろあったが見ないことにしていました。オンエア中は神だけど、そのあとはふ~んって感じで。
1.そのギャップがすごかった。オンエア後はある種の悟りを開いたようでした。
3.だったらお風呂シーンはどうなんだという話もあるけど。
1.3.生活する上でお風呂に入らないなんて不自然だし。
1.要は必然性の問題で。ただそういうシーン(緒花が亀甲縛りされるシーン)を作ってしまっている以上は、提案があった時断れないですよね。ちょっとサービスはしすぎたかも。だが、今思えばいい思い出である。
3.沢山の人にも見てもらいたいけど、作品としても見てほしいところの落としどころ難しい。
1.初見の人がいるので、軸ぶれないように見せたかったですね。




4.放映終わっての総括をお願いします。
3.放映後のトークは、六本木ロフトとぼんぼりまつり(金沢市湯涌温泉で行われたお祭り)でしたっけ?
3.2クールやりきって満足している。岸田メルさんデザインのBD-BOXで思い出に浸るのと、同時に新作の絵コンテを見るので不思議な感じ。
1.所属していた会社を辞めて入ってきたわけですが、安藤さんにしろP.A.WORKSにしろ、一体僕のなにを信用したのだろうと。しかしある程度の評価を得られたので、とても感慨深いです。
2. P.A.WORKS 初の2クールを製作仕上げるという目的がありましたが、監督ならば引っ張ってくれるだろうと信じていました。終わった後監督が変な液体がといっていたのが印象的でした。
3.そうそう、毛穴が開く感じの。
1.終わった時の感じが(文章表現できないので補足。お祭りのあとみたいなに感じ?)。
2.自分の場合は達成感かな。
1.作品制作の調整、スタッフの苦労へのバックアップをしていただいたから、そういった達成感があったんだろう。
2.お金は気にしない(キリッ
1.3.(P.A.WORKS)社長怒るよ!
1,体力勝負なところもあり、監督のピリピリ感もあったが、P.A.WORKS の一体感がよかった。
2.後半になって、制作側の人間がだんだん減っていき…いったい何人なくなるんだと。
1.PAに限った話じゃないよ!





質問タイム

Q.最初から2クール決めだったのか。
3.それは前提条件だった。だからそこにエピソードを合わせていくかたちになった。最近は分割2期というのもあって、反応見てからがいいんじゃない?ってのもあったが、2クール連続になりました。
1.PAが10年やってきたことを一歩進めたかったので、2クールで作りきれなきゃオリジナルやらないというつもりだった。





ここでスペシャルゲスト:伊藤かな恵さん(以下S.)登場、壇上の真ん中へ。





S.全然呼ばれなかったんですけど!!
1.予定が大幅に超過気味で(この時点で5分押し)。



伊藤かな恵さんへの質問タイム
4.質問状が、かなりふつうだが(永谷敬之さん作成)。



Q. スタート一周年ということになるが。
S.もっと長い間やっていた気がする。家族みたいな現場でした。
1.まだあるよ!(SPのこと)





Q. 緒花はどうだったか。
S.大好きです!緒花も成長するので、それにに追いつく気持ちでした。
1.共通点は?
S.身長が!(147cmで松前緒花と同身長)
3.これはまったくの偶然です。
1.アニメ製作では数値で作ることがなく、対比表があるだけ。なので偶然です。




Q. 仕事ぶりは(制作陣に対して)。
3.主役としてパワーをいただいた。みんながあっさりと納得した配役でした。
1.オーディションはべらぼーにやったが、意見が割れることなくハマった。作品をよくひっぱってもらいました。




Q. 思い出のシーンは。
1.(質問が)普通すぎる。
S.かわいそうなこうちゃんとのシーンが…
1.ネットでは不幸ちゃんと。
S.東京で久しぶりに合うシーンが好きです。難しかったがやりがいがありました。
1.梶さんがぼんぼってきますとよくTwitterでつぶやいてくれるんですよ。でもフォローはないです。(伊藤さんに向かって)言っといてください。




Q. 湯涌温泉の感想は。
S.すごい人がいた(ぼんぼり祭りの折)。
1.関係者が開湯以来だそうだ。前年比7%増らしいのです。今年もあるよ。
S.お焚き上げまで見たいです!
3.あれはキャパシティオーバーだったが、地元の青年団ほか関係者の方は、「ほそぼそとやってきたい」と言っていた。
1.ちなみにぼんぼり祭りについてだが、イベントなのかとよく訊かれるが、実はそうではない。湯涌温泉で新しい祭りを作りたいという話がもともとあった。(イベントは単発だが)これは長いスパンで続けるものなので、本当のお祭りです。お祭りを作るのはほんとうに大変でした。イベントならイベンターさんと会場があればいいですが、お祭りは地元の人達との交渉、調整があります。次回は10月6日です。




Q.どういう作品か。
S.緒花と共に前に進めた作品だった。




Q. 次回作は(段取り上後半に回すはずだったSPの話題が、今までの会話の中で出てきてしまったことを受け、白々しく
S.えーわたししらないですーかんとくーどんなさくひんになるんですかー(棒
3.製作中、絵コンテ作業中でだいたい半分くらい終わりました。大きな山があるのでまじめにやります。お話としては、つづき。。なのか。。?
S.緒花は出てきますか?
1.コンテ作業中なので内容の言明は避けますが、監督がなにか踏み込んで言いたいことがあれば(丸投げ
3.どうしようかなぁと迷いました。作品として26話きっちり終わらせるつもりだったので、SPを続編にするかどうか迷いました。本当に見たいのは続編なのかなど。SPは単発なので。
1.ゼロ的な案というのもあって。
3.いやぁスイの若いころ見たいか?っていう。
1.ランティスの斉藤さんは見たいと言っていましたよ。B29とかにやられているのかとか。時間軸を先に移動させるエピソードは一本じゃ難しいですし。あの時間軸の中にいたいという気持ちもありますので。先行した結名の版権絵があるので、緒花ちゃんは当然出ません。
S.え!?
1,うそです出ます。
S.(涙
1.役者として頑張ってもらうと思うので、覚悟してください。
S.がんばります!
1.正式発表はおよそ一ヶ月後になります。
S.HPで確認します!
1.これオフレコじゃないですよね?
2.OK!(ということで載せました




質問タイム

Q.結末の形を決めたのは、いつぐらいか。
3.1クール終わらせてからどうなるか考えました。
4,面白い没案はありましたか?
3,大火事案もありました、目に見えて駄目な感じにしたかったので。
1.喜翆荘を壊すかどうかがポイントでした。
3.誰が不審火を…。
1.次郎丸あたりでしょうね。




Q. この作品を作ろうといったのは誰か。
1.前進の企画があって(ジェット便ガール:バイク便のお話)、 堀川憲司 さんから僕のほうが投げてみたところ、企画が走った。二人ですね。




Q. タイトルの意味は。
1.まずはジェット便ガールから変わった意味から。安藤監督でやることは決まっていたので、アクションものをという方向でした。しかし企画会議上で、岡田麿里さんが旅館がいいという話が上がり、それが通りました。タイトル決めは時間がかかりました。ホームスイートホーム(SPの副題)とありますが、前進企画のタイトルでした。響きと意味の釣り合いを取った結果こうなりました。だれのアイデアかわからないが、複数案の中から決まりました。
3.方言案もありましたよね。
1.3.堀川さんがいい加減決めろと。
1.響きがよかったのと、「いろは」が物事の始めという意味があったので、ホームスイートホームから切り替えました。副題には据えました。





Q. ぼくのみんちととおるさんはどうなるのか。
1.まずおまえのじゃねぇ。
3.みんちは女性ファンが多いですね。
1.民子のことを投稿するのは女性ファンが7~8割、逆に菜子は9.5割くらい男性。
3.(解答の落とし所や結末として質問者に向かって)どうなってほしいの?別れて君のところに来て欲しいの?
1.どうなるかは別として、民子が徹に対して、恋愛観とあこがれを混同しているところがあると思います。進展するのは、民子が大人になってからじゃないかな(非公式見解。あとでTwitterはフォローしておくので。




Q. (伊藤かな恵さんにとって)こうちゃんとは何なのか。
S.いいひとです…(一同の不穏な反応に対し)いいひとってダメですか?もうちょっと押しが強い感じがいいですか?




Q. こうちゃんと徹さんではどっちが好きですか。
S.徹は不評、こうちゃんはかわいそうだった。アフレコ現場では徹は不評だった、「あれはなんなんだよ」と。(間島さんに向かっていっていたので)間島さんは困っていた。んー好きなのはこうちゃんかなぁ。



(ここで時間いっぱい)




4.今回のエピソードセレクトの理由を13本説明お願いします。
1.メイン展開や各キャラのメインエピを選びました。



4.最後に皆さんの感想を。
1.当社として(独立して)はじめてつくった作品で、現在スペシャルも作ってます。よろしくお願いいたします。
2.(発言が後半なかったので)後半いる意味なかったかなぁ、でもここに立てることはうれしい。やりきってよかった。新作期待してお待ち下さい。
3.新作に緒花が出るということで(苦笑)安心しました。きょうは楽しんでいてください。
4.スペシャル鋭意製作中です、楽しんでいてください。








文章に起こしてみてなんだけどなっげーwww

続編はどうやら続きものではなく、
あの時間軸の中に収まるようですね。
ぼくもそれがいいと思います。
あれ以上の展開をSPでやるのは無理ですよね。


設定集のインタビューやらBDの特典で出ていた話もありましたが、
昨今のグッズ商売に対する見解が聞けたところが、
個人的には良かったかな。
質問タイムで「某TBSの旅館を題材にした昼ドラがありますが意識しましたか?」
という質問をしたかったのですが、出来ずじまい、残念。





さーて、ここから明朝6:00(押しまくって結局この時間に)まで花咲くいろはを見まくる時間。
見ている最中の劇場の様子も語りたいところですが、
ここは大スクリーンで見る花咲くいろはの感想を。




元々この作品は作画が大変安定しており、
オンエア当初から評判が良かったので、
劇場のスクリーンで見てもまったくアラが見えなかったです。
とても見やすかった!さすがP.A.WORKS。

やはり醍醐味は大スクリーンで見るということで、
自宅の32インチテレビでは気づかない発見もあったり。
大画面に巴さんの「巴姉さん、生きてる気がしないんだよぉ」、
は圧巻でしたねw





とまあそんなこんなで超長くなりました。
まだ今後も展開があるようですし、引き続き長くお付き合いした作品ですね、花咲くいろは。

都内ではこういったイベントが、
地味ぃな告知で知らず知らずに終わっていたりするので、
細かくチェックするのが大変っすわ。

PS.入場特典のテレカ

1 件のコメント:

  1. 元住吉の伊藤2012年4月22日 14:20

    私も参加してました。かな恵さんをスケッチしてましたw

    私も某ドラマの件を質問したかった。
    私は続編が欲しいです。昨年度まで湯涌観光協会を牽引されていた方も、先週訪問した際に続編を熱望されてました。

    今回はキャストの参加はイベント直近で公表されたため、六本木のような声優目当てで公録・トークショーだけで帰る人が少なく空席も目立たなかった様で、花いろを愛するファンの集まりになって良かったと思います。上映終了時の拍手はその現れだと思います。

    入場時のゴタゴタは残念でしたが、花いろファンにとって良いイベントでした。
    参加できて良かったです。

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